でもシクロワイアードの記事を読んで思うところがありましたので、例によって好き放題書かせていただきます。
http://www.cyclowired.jp/?q=node/41558
2011モデルのビックニュースだと表現された 2011 De Rosa R848 です。エントリーモデルとして日本国内でも30万円をきる価格で販売される予定とのことです。
これは確かにビックニュースだと思います。
ただし私としてはネガティブな意味でのビックニュースであります。なぜDe Rosa がこれまで憧れの自転車であったのか!「いつかはDe Rosa 」 と形容されたのはなぜなのか...
職人の手により積み上げてきた実績がDe Rosa を「いつかはDe Rosa 」と形容される存在にしてきたと私は捉えています。
30万円をきるDe Rosa に職人の手により積み上げられたDe Rosa をDe Rosa たる存在している魂があるのか...私には疑問でなりません。
グローバルにおける自転車市場の急速な拡大が職人による自転車メーカーの生存を困難にしているのではないだろうか...そう思います。
自転車に限らず自動車やオーディオの世界も同じであり、アパレル産業も同じ歴史をたどっている。基本的に現代のビジネスのあり方や経済論理においては全てがそうだと説明できます。
そうした歴史を紐解いた時に中途半端な戦略をとった企業が衰退しているです。
市場経済において職人による自転車メーカーの生存を困難している事実があるなかで、ただし不可能ではない。職人は職人として一貫性をもった戦略で継続優位性を得ることが可能なのです。
とした時に 2011 De Rosa R848 の存在はなんなのであろうか???
中途半端な戦略ではありませんか?プレミアムブランドでいくのか...マスプロブランドになろうとしているのか...
De Rosa さん!!職人メーカーとしてマスプロメーカーと同じ土俵で勝負しようとしているのではないですか?だから De Rosa R848 なんてリリースしたんではないですか?
ピナレロのFPシリーズも同じだと思っています。(所有者がいたらごめんなさい)
少なくとも De Rosa ではない別のブランドで出す戦略をとっても良かったのではないか?
De Rosa の衰退を招くようなことにならなければよいのだが....
何れにしても2011モデルは De Rosa にとってターニングポイントだと思う。
↓リーズナブルでいい自転車がほしいという消費者と自転車ファンとしてのジレンマ...

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