2010年9月6日月曜日

2011 Litespeed ARCHON c1r にみる Litespeed 

2011 Litespeed 

で検索しても c1r しかでてきません。T1は出てきませんね。
当然ではありますがw

Litespeed ARCHON T1については2007年にリリースしその年のバイク賞を獲得してから基本的に変更がありません。その意味では製造年度を意味する記号でしかありませんね。

2010と売られていても...実は2008年モデルのフレームかもしれませんw

それにしてもこの2011 Litespeed ARCHON c1r ファンにとっては残念なフレームであります。
その理由ですが、いつものことながら私個人の意見ではありますが、

1:カーボンフレームとしてのスペックとデザイン
2:チタンからカーボンへシフトした可能性(チタン撤退の可能性)

その2つの点で残念であります。




1:カーボンフレームとしてのスペックとデザイン
デザイン的にはTTバイクのようなボリューム感でエアロすぎるフレーム...です。

性能面は流石に評価できませんが、カーボンフレームはカーボンの扱いにおけるノウハウや技術がフレームの良し悪しを大きく左右することは言うまでもありません。

その点でカーボンフレームを先駆けてリリースしてきた他メーカーに勝る可能性は極めて薄いと言ってもいいでしょう。例外とされるサーベロもテストチームとともにテクノロジーを発展させていたわけですから。

そのサーベロも例外と表現されるわけですから、それだけ難しいということでしょう。新たな例外にならないとは言いませんが、難しいことは事実でしょうね。

ブランド戦略的にもチタンブランドとして定着し過ぎているし...ARCHONの名でリリースしてくることも正気ではないように思いますw

2010年度はアメリカ本国でも期待するほどの販売数ではなかったようですし、日本では見たことがありません。チタンであるLitespeed ARCHON T1 も珍しい存在でありますが、あこ
がれとしての認知は抜群にあります。

国内のブログでも litespeed カーボンはそれほど多く語られていません。

2: チタンからカーボンへシフトした可能性
これが最も残念な点ではあります、昨年度のプレスリリースではチタンフレームのゴールをLitespeed ARCHON T1においているような表現がありました。つまりゴールしたわけです。そしてカーボンを追求していくと...

メーカーとしては正しい選択であったのかもしれません。加工が困難なチタンで他メーカーと勝負するのは大変困難なことであります。費用対性能としてはカーボンに勝るのは困難な事実があります。現時点でメイン素材ではなく、プロ用途としては費用対性能が劣るとなれば、規模縮小して追及していくか、新たな収益の柱が必要なわけで...カーボンへのシフトはメーカーとしては妥当というこ
とになります。

2007年から現在にいたるまでLitespeed ARCHON T1がリニューアルされてない事実も踏まえると、もしかしたら新たな高性能チタンは当分生まれないかもしれませんね...

Litespeed ARCHON T1 が究極のモデルであるとすれば所有者はちょっと安心するかもしれま
せん。毎年ニューモデルをリリースされては目移りして財布が持ちませんしねw

ただ、だからと言って Litespeed ARCHON T1 が究極 とは認めない。人類は限界を常に超えてきましたし...あるいは Litespeed ARCHON T1 も限界の壁を何度も超えてきた結果のはずです。

更なる究極を追求してほしい一ファンであります。ただそれはカーボンの失敗の後に資本力を維持していたら、の話なのかもしれません...

Litespeed ARCHON c シリーズの成功でLitespeed ARCHON T1が伝説のフレームとなるか
失敗によって究極のチタンフレームのステップとなるか...できれば後者であったほしいものです。


Litespeed ARCHON T1の先にあるチタンフレーム見てみたいですよねw
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4 件のコメント:

  1. こんばんは。
    カーボンフレームとしてのスペックとデザイン、全く同感です。wiggleでARCHON T1を売ってくれないか聞いてみましたが、あっさり断られました。(^_^;)

    日本人が対応してくれるので安心感があるだけに残念です。

    返信削除
  2. uecky さん
    こんばんわ。ユーロ圏ではARCHON T1の取り扱いはほとんど見ませんね。概ね本国アメリカです。職人によるmade in USA ですからね!だからアメリカのECサイトで安いのは理解できるのです。

    逆にTime社のフレームはアメリカのサイトでは日本で購入するのとそれほど価格は変わりませんしw

    返信削除
  3. ギザロは軽いですね。

    しかもフレームが6AL/4Vオンリー!

    FRAME6AL/4V Titanium

    WEIGHT (APPR.)770 grams


    乗り心地はアルコンとどう違うんでしょうか?

    返信削除
  4. trueblue66 さん

    大変難しい質問ですね。

    約一年前に試乗しました。アルコンT1と比較しました。
    どちらも5km程度しか試乗していません。

    その距離でも明らかにわかるのはフレームがユガム感覚です。アルコンT1ではユガム(タワム)感覚はいっさい感じませんでしたが、ザギロは明らかにユガミます。64チタンの粘り特性なのでしょうかね。

    それ以上はやはり実際に乗ってみることをお薦めします。
    ザギロのインプレはネットにいろいろ出ていますが、やはり個々人のインプレなのでばらつきがあります。

    http://www.alesse.jp/
    ここに直接連絡をいれれサイズがあえば事前連絡で試乗可能です。一度ご比較あれ^^

    返信削除

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