続：King Cycle shop 驚異の価格！！！ についての仮説

King Cycle shop 驚異の価格！！！

これが答えかわからないが、その可能性はあるのではないだろうか？

これはベトナムの文具のECサイトである。
http://www.gogovanphongpham.com.vn/homes.php?page=home&lang=eng

ECサイトのテンプレートを利用して立ち上げて既に5年程ベトナムでビジネスを展開し利益もあげている会社である。

いろいろと疑問がわいてくるサイトではないだろうか？
例えば左下に「Hit counter 」があって登録メンバーが69人しかいないとか．．．
あるいは探すと存在するが0ドルの商品とか．．．

試しにメンバー登録してみてほしい。メンバー登録時には適当なテキストを適当に入力しても登録できる。そしてその適当なメンバー情報からオーダーも可能だｗ

いったいなんなのだろうか？？？
繰り返すがこの運営会社はしっかりと利益を得ている。

これがまさにグローバルITの問題だ。先進国の住人である我々は常に我々の常識のフィルターを通じてしかモノが見れない。ECサイトにおける我々の常識とはなにか？

「オーダーして入金すればモノが届く」という常識である。

はたしてこの常識は世界共通なのであろうか？との問いかけである。
答えはNoだ。

先進国のようにインフラが整っていない途上国には通用しない常識である。例えばクロネコヤマトは数日の内に日本中どこでもモノを届けてくれる。それは道路が整備されていることなど様々なインフラが整っていることが前提の上に成立しているのだ。

ベトナムや中国、あるいはインドネシアなどの途上国はインフラはまだまだ未発達であり、どこでも配送されるなどありえないのである。コストがかかり過ぎビジネスとして成立しないからだ。

ベトナムの事例でいくともう一つ大きな理由がある。それはカタログのカラー印刷のコストがベラボーに高いのである。先進国のように低コストでカラー印刷したカタログ配布などしてビジネスが成立するインフラ環境ではないのだ。

もうお気づきかもしれないが、このベトナムの文具ECサイトは単にECテンプレートを利用したWeb上のカタログに過ぎない。実際の取引はWeb上では展開されていないのである。

上記の仮説をもって以下ECサイトにアプローチしてみたいと思う。

http://www.gotimai.com/
http://kingcycle.net/

どちらのサイトも同じECテンプレートを利用している。そして適当な情報で登録して購入することすら可能であった。登録購入後の画面は以下の通りである。

http://www.gotimai.com/

http://kingcycle.net/

kingcycle.net　は銀行情報は本物であるようだ。
gotimai.com　にいたってはこの情報では入金すらできないｗ

そもそも入金した時の付け合わせ作業などオーダー番号等の記入がなければ大変だろうにｗ

さてインドネシアの国内環境を正確に把握していない私である．．．あくまで仮説であるが、WEB上で完結するようなECサイトではないのではないかと思う。その意味ではドル表記の価格も為替状況を正しく反映した価格であるかも疑わしい。

実際にインドネシアに入国して購入するのが正しい方法ではないだろうか。

とま～仮説ではありますが．．．ただそう考えれば実際の購入しモノが届いた情報が探しても出てこないのもの当然であります。

↓どう思いますかねｗ